野球肘
症状
成長期にボールを投げ過ぎることによって起こる肘の障害を、野球肘と呼びます。
ボールを投げる時やその後に肘が痛くなります。
肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。
原因・病態
繰り返しボールを投げることによる肘への過剰な負担が原因です。
肘の外側では骨どうしがぶつかって、軟骨がはがれることもあります。
内側では靱帯や成長軟骨がいたみます。
診断
肘に痛みがあり動きも悪いなどの症状であれば、この病気が疑われます。レントゲン検査やMRl検査で診断します。
治療
まず、投球を中止します。
我慢して投げていると障害を悪化させます。装具で肘を固定したり、鎮痛剤の内服や湿布をしたりします。病状によっては手術をすることもあります。
◎最も大切なことはスポーツの復帰の時期です。必ず担当医師とよく相談してください。
CODE MB(1)403
2006年4月作 成
2006年4月作 成