デュピュイトラン拘縮
症状
手のひらから指にかけて硬結(こぶのようなもの)ができ、皮膚がひきつれて徐々に伸ばしにくくなります。薬指、小指に多く見られますが、他の指や足の裏にもできることがあります。痛みはあまりありません。
原因・病態
詳しい原因は判っていません。高齢男性、糖尿病の方に多く見られます。
指を曲げるすじ(腱)は正常で、皮膚や周囲の組織(腱膜)の異常です。
診断
腱の断裂や癒着、腫瘍など他の病気と区別する必要がありますが、手の硬結と典型的な指の変形により、専門医がみれば診断がつきます。
治療
指の変形で日常生活に支障をきたすようになると、皮膚の突っ張りをとる手術(腱膜切除)を行います。
手術後には後療法(リハビリ、装具療法)が大切です。
CODE MB(1)337
2002年10月初 版
2002年10月初 版