母指CM関節症
症状
物をつまむ時や瓶のふたを開ける時など、母指に力を必要とする動作で痛みが出ます。進行すると母指が開きにくくなり、CM関節の変形は外見からもわかるようになります。
原因・病態
母指CM関節はよく動く関節なので、使い過ぎや加齢に伴って発症したり、この部の脱臼や骨折後にも起こることがあります。関節軟骨がすりへり、進行すると関節は亜脱臼してきます。
診断
母指のつけねを押さえると痛みが生じ、運動時痛があります。レントゲン検査で関節の変形があれば診断がつきます。
治療
保存治療(投薬、固定装具、温熱療法、関節内注射など)が有効です。保存治療でよくならない場合は、手術治療(関節固定術、関節形成術)を行うこともあります。
MBL0312DKA
2011年11月作 成
2011年11月作 成