撓骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)

症状

手首に強い痛みがあり、短時間のうちにはれてきます。時に、変形がみられます。指に力が入らず、十分に握ることができません。骨折部は不安定で反対側の手で支える必要があります。


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フォーク状変形

よく見られる変形は横から見た場合に、フォークを伏せておいたような形になるのでフォーク状変形と呼ばれる


原因・病態

中年以後(閉経後)の女性が転んで手を突いて骨折する場合がもっとも多いのですが、若い人でも走っていて転んだ場合のような強い外力がカロわると骨折します。

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診断

転んで手を突いて、痛み・はれが出たような場合には骨折が疑われます。診断にはX線検査が必要です。

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治療

骨折のズレは手を引っ張ったりなどして、もとの形近くに戻します。
ギプスなどの国定をします。ギプス固定中であっても手指はつとめて動かすようにします。
ギプス固定をしてもまたずれてきてしまうような場合には、手術的療法(創外固定など)が必要なこともあります。

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CODE MB(1)306
2001年3月 初版